【Lisket】検索語句レポートのおすすめ活用術
今回は「リスティング広告(Google広告/Yahoo広告)」のレポートフォーマット内にご用意している「検索語句レポート」のおすすめの活用方法をご紹介いたします。
このレポートでは、実際にユーザーがどういった語句で検索したときに広告が表示されたのかを確認することができます!今後、より成果を向上させていくためのキーワード選定の際にも役立ちます。
検索語句とは?
そもそも検索語句って何?キーワードとどう違うの?と思う方もいらっしゃるかと思います。検索語句とは広告主様の広告が表示されたときに、実際にユーザーが検索していた言葉の名称をいいます。
登録したキーワードのマッチタイプによって、どのような検索語句に対して広告主様の広告を表示させるかが決まります。次にキーワードのマッチタイプについてご説明いたします。
キーワードのマッチタイプとは?
キーワードを登録する際に[マッチタイプ]を設定します。マッチタイプでは登録したキーワードをどの程度まで拡張させるか、つまり登録したキーワードと完全に一致する検索語句のみに広告を表示するか、ちょっと似ている検索語句に対しても広告を表示するかをマッチタイプで設定します。
例えば、キーワードに「リンゴ 通販」を登録して、ユーザーが「リンゴ 通販」で検索した場合のみに広告を表示させるか、「リンゴ ネットショップ」や「リンゴをネットで買いたい」と検索した場合も広告を表示させるかをマッチタイプで決定します。
マッチタイプは以下4種類となります。
- 完全一致
- フレーズ一致
- 絞り込み部分一致
- 部分一致
完全一致 → フレーズ一致 → 絞り込み部分一致 → 部分一致 の順番で登録したキーワードが拡張するため、広告表示できる検索語句の範囲が広がります。
完全一致
名前の通り登録したキーワードと完全に一致した場合に広告を表示させます。また類似したパターンにも広告が表示されます。
例:「リンゴ 通販」を完全一致で登録した場合
このように登録したキーワードのみで検索される場合に広告表示が行われます。
このマッチタイプを利用する際は、ユーザーが検索をした際に必ず広告表示をしたい広告主様の会社名やサービス名などのキーワードに利用することをおすすめします。
フレーズ一致
登録したキーワードのフレーズが検索語句に含まれた場合に広告を表示させます。また類似したパターンにも広告が表示されます。完全一致よりも広告表示が拡張されるマッチタイプです。
例:「リンゴ 通販」フレーズ一致で登録した場合
このように登録したキーワードの並びが含まれている場合に広告表示が行われます。「リンゴ 人気 通販」のように登録したキーワードの間に他の語句が含まれている場合は広告表示が行われません。
部分一致
登録したキーワードと似たような検索語句に対して広告表示を行います。自分でキーワードをたくさん登録しなくてもシステムが関連性が高いと判断した検索語句に対して広告表示を行うことができます。
例:「リンゴ 通販」を部分一致で登録した場合
登録したキーワードが拡張した検索語句に対しても広告表示が行われるため、検索語句を都度チェックして不要な検索語句は除外する必要があります。部分一致を利用する際は、とにかくクリックを集めて成果獲得できるキーワードを探したい場合に利用するのがおすすめです。
絞り込み部分一致
絞り込み部分一致とは、フレーズ一致と部分一致を組み合わせたようなマッチタイプです。基本的に2語以上のキーワードを登録する際に利用します。部分一致よりも広告表示の範囲を絞ることができ、フレーズ一致よりも検索語句の範囲を広げて広告表示をすることができます。
絞り込み部分一致をマッチタイプとして設定する際は、絞り込みたいキーワードの頭に半角プラス「+」を付けて登録します。
例1:「リンゴ 通販」を絞り込み部分一致で登録した場合( +リンゴ +通販 )
このようにフレーズ一致とは異なり、語順は問わず、キーワードで絞り込んだワードが必ず検索語句に含まれている場合に広告が表示されます。
例2:「リンゴ 通販」のリンゴのみ絞り込み部分一致で登録した場合 ( +リンゴ 通販 )
2語掛け合わせのキーワードのうち、片方のキーワードだけ絞り込みを指定して登録した場合、検索語句は上記のとおり反応します。登録したキーワードの絞り込んだ部分は検索語句に必ず含まれていて、絞り込んでない部分は登録したキーワードに関連する検索語句に反応して広告表示が行われます。
検索語句レポートの活用方法
上述の内容を踏まえて検索語句レポートの活用方法をご紹介いたします。検索語句レポートでは、その名のとおり検索語句ごとの数値結果を確認することができます。おおまかに下記2つの活用方法があります。
- 活用例1:無駄な配信をしていないか、意図しない検索語句で広告表示されてないか確認する
- 活用例2:どの検索語句でクリックやコンバージョンを獲得できているか確認する
活用例1:無駄な配信をしていないか、意図しない検索語句で広告表示されてないか確認する
本来狙いたい検索語句とは異なるクリックが多い場合、コンバージョンに繋がりにくい検索語句に広告費を費やしていることになります。無駄な広告配信を防ぐために検索語句の除外をすることをおすすめします。
検索語句の除外
- 「リンゴ 通販」部分一致で登録したら「メロン 通販」で広告表示されていた→「メロン」を除外設定して「メロン」を含む検索に対して広告表示を行わないようにする。
- 安いリンゴの通販の広告を出すために「リンゴ 通販」フレーズ一致で登録したら「リンゴ 通販 高級」で広告表示されていた → 「高級」を除外設定して「高級」を含む検索に対して広告表示を行わないようにする。
上記のとおり、検索語句の除外をすることで、商品を購入やお問い合わせに繋がらないユーザーに広告を表示しないように設定することができます。無駄な広告配信を防ぎ、広告費を有効的に使えるようにしましょう!
活用例2:どの検索語句でクリックやコンバージョンを獲得できているか確認する
登録したキーワードのマッチタイプが部分一致の場合、登録したキーワードに関連する検索語句にも拡張して広告を表示することができますが、次回も同じ検索語句で広告が表示される保証はありません。
そのため、検索語句レポートを確認して、成果見込みの高いクリックやコンバージョンを獲得している検索語句に関しては、下記のように配信キーワードとして登録しておくことをおすすめします。
例:検索語句をキーワードに追加する
- 「リンゴ 通販」部分一致で登録したら「リンゴ 通販 即日」と「リンゴ 激安 通販」の2つの検索語句のクリック数とコンバージョン数が多い → 「リンゴ 通販 即日」と「リンゴ 激安 通販」のキーワードを新たに登録しましょう!
新しく配信キーワードとして登録することで、より効率的に成果見込みの高いクリックとコンバージョンを得ることができます。
まとめ
Lisketの検索語句レポートを活用すれば、どういった検索を行ったユーザーに対して広告表示したのか、どのようにキーワードを変更していけば良いのかを手間をかけずに簡単に確認することができます!検索語句レポートを活用して是非とも広告配信の効率化にお役立てください。